製造業の賃金格差が広がっている。厚生労働省が公表した2024年の賃金構造基本統計調査によると、自動車関連を含む製造業(一般労働者)の企業規模別の平均賃金は、大企業が前年から5%超増えているのに対し、常用労働者数が100人未満の小企業の伸び率は2%弱にとどまり、大手と中小で格差が広がる実態が浮き彫りになった。深刻な人手不足など中小の経営が厳しい中、…