ダイハツ工業は、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場で発生した爆発事故の影響で、3月15日まで京都工場(京都府大山崎町)と滋賀第2工場(滋賀県竜王町)の稼働を止めると明らかにした。17日以降の稼働については現時点では未定とする。

滋賀第2工場では、軽スーパーハイトワゴン「タント」や小型SUV「ロッキー/ライズ」、京都工場では「トール/ルーミー」、トヨタ自動車からの受託生産車「プロボックス」などを生産している。

3月15日は、大雪により生産停止していた2月18~19日分の振替で稼働する予定だった。

中央発條では、6日午前8時頃、藤岡工場(愛知県豊田市)の第3工場内の冷間コイルラインの集塵機で爆発事故が発生した。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。国内全工場の集塵機を点検・清掃するなど、安全性の確認や事故原因の究明、再発防止策などを進めているが、今後の生産復旧や供給体制については未定となっている。