トヨタ自動車は3月7日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場で発生した爆発事故に関連し、10日朝から操業する1直において、高岡工場の2ライン中1ライン(生産車種:ハリアー、RAV4)、豊田自動織機の2ライン(同RAV4)の稼働停止を明らかにした。それ以外の国内12工場25ラインは稼働する。10日の2直以降の稼働については、同日の昼頃に判断するとしている。
トヨタは「今後、挽回生産を検討していくため、現段階で台数影響は見通せていない」とコメントした。
中央発條の爆発事故は、6日午前8時頃、藤岡工場(愛知県豊田市)の第3工場内の冷間コイルラインの集塵機で発生した。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。中央発條は、安全確認や調査が終了した上で工場の操業を再開するとしている。