モデルX
モデルS

テスラジャパン(東京都港区)は、電気自動車(EV)の「モデルS」と「モデルX」の日本向け生産を2025年3月末で終了すると発表した。4月以降は在庫車もしくは中古車のみの販売になるという。同社は現在、4車種のEVを取り扱っているが、今後は量産タイプの「モデル3」と「モデルY」のみとなる。

関係者によると、現在の新車販売のうち、約9割がモデル3とモデルY(ともに右ハンドル)だという。モデルSとモデルXは1000万円を超える高価格帯が中心で、左ハンドルということもネックになっていたようだ。

テスラは10年に、アジア初のショールームを都内に開設した。年間の販売台数は公表していないが、日本自動車輸入組合(ゲルティンガー剛理事長、東京都港区)が公表する統計から推計すると、24年は約5700台。EVとしては、日本で最も売れているブランドとなっている。