ジャパンディスプレイ(JDI)は2月12日、有機EL(OLED)ディスプレーを手掛ける米オーレッドワークスと、米国でのディスプレー工場新設に向けた資本業務提携を締結したと発表した。新工場の設立が実現すれば、JDIとしてはアジア圏外初のディスプレー工場となる。
JDIは13日に決算発表会を控えており、詳細を明らかにする見込み。
業務提携するオーレッドワークスは、主に車載向けOLEDディスプレーなどを製造しており、JDIの米子会社がオーレッドワークス株を6.69%保有しているなどつながりがある。
今後、両社が設立を目指す新工場では、自動車や防衛、医療などに特化したディスプレーの生産を想定する。また、供給先などを含む取引先や大学などともタッグを組み、米国におけるディスプレーエコシステムの構築を目指し、研究開発拠点の設立も検討する。
JDIは今回の資本業務提携が業績に与える影響は軽微とする。
(2025/2/12更新)