2024年のグループ別世界販売は、トヨタ自動車が前年比3.7%減の1082万1480台となり、5年連続の世界首位が確定した。過去最高を更新した前年実績(1123万3039台)には届かなかったものの、4年連続で1千万台超えを確保。独フォルクスワーゲン(VW)グループの902万7400台を上回った。
トヨタは主力のハイブリッド車(HV)の販売がグローバルで好調だった。北米では同47.6%増の約106万台、中国は同27.4%増の約81万台、欧州は同7.8%増の約78万台などだった。同社は「マルチパスウェイ戦略により、幅広いお客様のニーズに応えられている」と話した。
一方、VWは主要市場の中国が10%減の約293万台となるなど苦戦。米国は31%減の約5万台、欧州は5%減の約45万台などと落ち込んだ。電気自動車(EV)販売も3.4%減の約74万台だった。