エッチ・ケー・エス(HKS)は、伝統と革新が融合する注目の3台を展示する。全面的にリメイク・リフレッシュを施した日産「スカイラインGT-R(R34)」のチューニングコンセプトカーを筆頭に、最新のターボチャージャーキットや排気量アップキットを搭載した意欲作が一堂に会する。

 注目の展示車両は、R34のチューニングコンセプトカーだ。同社が手がける高性能チューニングコンセプトカーシリーズ「THE HKS Dimension series」のフラッグシップモデルに位置付けられる。排気量3.0㍑化に加えて、V-CAM機構を備えた「コンプリートエンジン」と大容量ターボ「GT7095BB」を組み合わせにより、900馬力を射程の収めた仕様となっている。

 2台目は、ホンダ「シビックタイプR(FL5)」をベースとした最新ターボチャージャーキット搭載モデル。高効率な過給システムと精密な制御により、ベース車両の特性を損なわず、さらなるパワーアップを実現している。

 3台目は、2024年モデルのトヨタ「GRヤリス」。独自開発の排気量アップキットを採用し、3気筒エンジンの特性を生かしながら、より力強い走りを追求。各種補器類も専用チューニングを施し、総合的に性能向上を図った。

 さらに、シボレー「コルベット(Z06)」向けに開発中のサスペンションキットを特別展示するほか、走行性能と環境性能の両立を目指す車両開発プロジェクト「RB26アドバンスド・ヘリテージ」の経過報告なども予定されている。