自動車メーカーの純正用品を手掛けるサンショウ(藤村泰生社長、浜松市中央区)は、独自で開発・販売を手掛けるカスタマイズブランド「モデルLM」のPR展開を強化する。その一環として、専用パーツを装着したトヨタ「ルーミー」のコンセプトモデルを公開。「ワンラックアップしたクルマ創り」をテーマに、個性際立つカスタマイズ提案を通じて、新たな価値創造を目指す。
アウトドアスタイルに憧れながらも、中級~高級SUVに手が届きにくい、あるいは駐車スペースの制約からミドルクラスの所有が難しいと感じる人も多い。そこで同社は、コンパクトなボディサイズながら広い居住空間を実現するルーミーをベースに、アウトドアテイストを融合。幅広い年齢層に訴求できるクルマに仕上げた。
フロントデザインには、4連スロットのボンネットフードプロテクターを採用。ボトムセンター部には重厚なスキッドデザインを配し、SUVらしい力強さを表現した。インテリアでは、世界のジーンズブランド、ファッションブランドからも高い支持を受けている老舗デニムメーカー「カイハラ」とのコラボによる、深く美しいインディゴブルーのデニム素材のシートカバーを採用した。
今回で4回目の出展を迎える同社は、初の単独出展となる。創業130年以上の歴史を持つ同社は、製糸業からその歩みを始め、時代と共に、シートカバーやコンソールボックスなどの純正用品の企画・製造に形態を変えてきた。この「モデルLM」には、それらで培った知見が注がれている。