米国の新興電気自動車(EV)メーカー、リヴィアンは25日(現地時間)、米エネルギー省による先進技術車両製造のローンプログラムを通じ、最大66億㌦(約1兆円)の融資が条件付きで承認されたと発表した。2028年に稼働を予定するジョージア州の新工場の建設資金に充てる考えだ。
新設する工場では、中型SUVと中型クロスオーバー車「R3」などを生産する。立ち上げ時の年産能力は20万台とし、将来的には40万台に拡張する考えだ。新工場により、約7500人の雇用が生まれる見込み。ロバート・ジョセフ・スカリンジ最高経営責任者(CEO)は「この融資は何千人もの新しい米国人の雇用を創出し、EV製造と技術における米国でのリーダーシップを強化することに役立つ」とコメントした。
同社は、中型SUV「R2」を新工場で生産する予定だったが、赤字が続いているため投資計画を見直し、イリノイ州の既存工場を拡張して同車種を生産し、26年上期に投入することにしている。