ブリヂストンは、米アストロボディック社と、月面探査車向けタイヤの開発で協業契約を結んだと発表した。アストロボディック社の月面探査車「24Uキューブローバー」に、新開発したタイヤを装着する。
装着するタイヤは、金属製スポークを採用したことで耐久性を確保しつつ、月面にある岩などの障害物を乗り越えられるよう、柔らかく変形する仕様とした。耐久性能を確認するため、今後、月面への打ち上げも予定する。
ブリヂストンは2019年から月面探査車用タイヤの開発を開始し、地上走行試験などを行ってきた。今回の協業契約で、実用化に向けた取り組みを加速させる考えだ。