日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)は、第34回「RJCカーオブザイヤー」の選考結果を発表した。国産車部門にはスズキ「スイフト」を選んだ。空力や車重、剛性など車両の基本性能を地道に高めたことや、最新の運転支援システムを採用して安全性を向上させたことが評価された。スイフトは2004年に発売して以来、4代連続で同賞を受賞している。

 国産車部門ではスイフトのほか、スズキの「フロンクス」と「スペーシア」、ホンダの「アコード」と「WR―V」「フリード」が6ベストに選ばれていた。スイフトは2位のアコード(83点)と約60点の大差をつけ首位だった。

 輸入車部門はビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)が輸入販売する「ミニクーパー」が選ばれた。歴代のミニクーパーらしさを継承しつつ、内外装デザインに開発者の〝遊び心〟が感じられる点を評価した。「テクノロジーオブザイヤー」は、比亜迪(BYD)「シール」の「LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造」を選び、特別賞には三菱自動車「トライトン」が選ばれた。