ケータハムが量産化を目指すEVスポーツクーペ「プロジェクトV」

ヤマハ発動機は10月2日、英ケータハムカーズが量産化を目指す電気自動車(EV)の開発計画「プロジェクトV」に参画し、eアクスルを供給すると発表した。

ケータハムは現在、VTホールディングス(名古屋市中区)の傘下にあり、プロジェクトVでは2025年半ばのEV関発完了に向けて東京アールアンドデー(松本浩征社長、東京都千代田区)も開発に携わる。ヤマハ発は独自開発のeアクスルを試作車に供給し、車両の運動制御技術などの知見も提供していく。

ケータハムは「プロジェクトV」の量産車について、後輪に200kW(約272馬力)のモーター1機を搭載するとしている。電池容量は55kWhで、最高速度は時速230km、航続可能距離は249マイル(約401km、WLTPモード)という。現在、スポーツクーペタイプのEVを開発している。

ケータハムは、英国で軽量スポーツカーを少量生産している小規模自動車メーカー。21年4月に日本向けの正規輸入を手掛けていたVTホールディングスが全株式を取得し買収した。

(2024/10/2更新)