三菱ふそうトラック・バスは19日、電気トラック(EVトラック)「eキャンター」の仕様を比較検討できる「FUSOコンフィギュレーター」をホームページで公開したと発表した。eキャンターはホイールベースやキャブが異なるさまざまなシャシーを用意している。積載量や航続距離なども考慮しながら、ユーザーが最適なものを選びやすくする。架装物も選択できるほか、購入後のサービスも紹介する。EVトラックの導入を検討するユーザーに利用を促すことで、販売増につなげる狙いだ。

 同社によると、トラック用のオンラインシミュレーターの導入は国内の商用車メーカーで初めてという。販売店の営業スタッフが使用している見積もりツールをベースに再設計し、一部機能を一般公開する形となっている。車両総重量やキャブの幅などの条件から好みの車台を選択。平ボディーやウイング車、保冷車などの架装物については、対応する架装メーカーとの比較も可能。内外装のオプションも選べる。ユーザーは三次元の車両イメージでも、仕様を確認できる。初期検討用ツールのため、価格や補助金の情報は表示しない。

 車両の本格的な検討や詳細の情報を希望する場合、同ツールでのシミュレーション内容を最寄りのディーラーに送付でき、円滑な商談を後押しする。