最新のレーシングシミュレーターを設置したシミュレーターラボ

SPKは、大阪市福島区の旧本社「SPKヘリテージ・センター」内に、シミュレーター機材の研究施設「シミュレーターラボ」と、モータースポーツ用品を展示する「モータースポーツショールーム」を開設した。研究開発のほか、自治体や企業など他社も利用できる試験場として提供するとともに、モータースポーツのすそ野を広げる活動にも用いる考えだ。

ラボには、同社がeモータースポーツ事業の一環として取り扱うポーランドのモーションシステムズ社製「キュービックシステム電動アクチュエーター」を装着したレーシングシミュレーターを4基設置した。最新技術を搭載したシミュレーターで、臨場感あふれる本格的なドライビングを体感できるという。モーションシステムズの製品は、エンターテインメント業界やドライビングスクール向けに設計されたシミュレーターにも使用されており、今後はeスポーツイベントや社内イベントにも活用していく方針とする。

また、ショールームには、SPKのCUSPA営業本部が取り扱うモータースポーツブランド「アルパインスターズ」「Dスポーツ」「アライヘルメット」「TRS」の用品を中心に展示。サイズやカラーなど、幅広いラインアップを取り揃えた。用品を実際に手に取って確認できるだけでなく、専門スタッフによるサポートやアドバイスを受けることも可能だ。将来的には、用品のメンテナンス実施も視野に入れているという。