いすゞ自動車は14日、2027年3月期に売上高4兆円を目指す3カ年経営目標を発表した。営業利益は3600億円、営業利益率は9%に引き上げる。24年3月期実績はそれぞれ3兆3867億円、2600億円、7.8%だった。既存のディーゼル車の販売を増やす。自動運転開発など積極的な成長投資を実施しながら事業規模を拡大する。

 販売面では、国内の商用車販売を前期よりも2万7千台多い10万台に、海外の商用車販売を2万4千台多い26万台に、ピックアップトラックを3千台多い36万台に増やす。国内はUDトラックスの相互車両補完の拡充などで拡販を見込む。

 同社は4月、31年3月期に向けた中長期経営計画を発表した。売上高6兆円、営業利益率10%以上の計画達成に向けて弾みをつける。