三菱自動車は、同社のタイ現地法人とタイ石油公社(PTT)、PTTの電気自動車(EV)関連会社、アルン・プラスが協業に向けた話し合いを始めたと発表した。電動車の生産や販売、輸出、関連サービスなどの事業展開を視野に入れる。

PTTは、台湾の鴻海精密工業との合弁会社「ホライゾン・プラス」で今年からEVの生産を始める予定で、1月にはEV用電池工場を立ち上げている。三菱自は提携により、現地での電動車関連事業の拡大を目指す。

三菱自の加藤隆雄社長は8日に開かれた決算説明会で「当社の生産施設を活用したEVの生産など、さまざまな可能性を検討している。PTTとの協議を踏まえて事業展開していく」と語った。