矢野特殊自動車(矢野彰一社長、福岡県新宮町)は、1922年の誕生(当時は矢野オート工場)から数えて、創業100年を超えた。「冷凍車のパイオニア」として確固たる存在感を示している。今回のショーでは、「2024年問題」やカーボンニュートラル等の物流課題解決に役立つ4タイプの新型車両を出展し、来場者に商品特性を訴求していく。 

 出展する「マルチアクティブウイング」は、型材見直しとACS(エアサーキュレーションシステム)の搭載で、内幅を確保したまま保冷性能向上と庫内温度均一化を実現した高効率・高稼働のウイング車となっている。

 続いては「サスティナリーファー」。高性能断熱材を活用したことで、JIS規格Aクラスの保冷性能を有する最強の直結式冷凍車だ。

 3つ目は「Plus2」。高性能断熱材の採用で有効庫内長10メートルを実現した18パレット積載できる高容積・高品質冷凍車。

 最後は「XPS2024」で、東邦車輛とコラボしたモデルとなる。2024年問題・モーダルシフト対応に向けた大容量の温度管理パネルトレーラーを市場に投入する。

 同社では「お客さまの輸送品質と輸送効率の技術パートナーを目指し、アイディア満載の車両を出展します。ぜひブースにご来場いただき、実際に体感してみてください」としている。