「自動車業界の知恵を集めて設計力を強化し、日本の半導体の底上げに貢献したい」と語るASRAの山本圭司理事長(写真中央、3月29日)

車載半導体の開発競争が世界的に激化している。電動機構の効率を左右するパワー半導体に加え、ECU(電子制御装置)などの演算処理を担うロジック半導体では、チップレット技術による車載SoC(システム・オン・チップ)技術の開発が進む。この分野をリードするのは米エヌビディアやクアルコムなどの海外勢だが、日本勢も自動車メーカーを交えた技術研究組合をつくり、巻…