図1 温度低下によって、正四面体分子が正三角形分子と孤立イオンに変形する様子。このとき、電荷のルールに従いNbのイオンの価数はプラス3.25価からプラス3価とプラス4価に分離する

東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻の鬼頭俊介助教と理化学研究所、高輝度科学研究センターの研究チームは、センサーやスイッチングデバイスなどの高性能化につながる可能性を持つ世界初の金属変形を発見したと発表した。固体を冷やした際に、その中の正四面体の分子が正三角形に変形するというもの。結晶を100万分1レベルの精度で計測した結果、変化後の形状…