2023年を一言で言えば「良い夢を見た」となろう。自動車メーカーは、コロナ禍の最中にはサプライチェーン崩壊による車両生産の停滞や材料費高騰に経営を圧迫された。ただ、車両の供給不足を逆手に取り、値引きなしの適正価格販売が定着・浸透。そして車両生産が回復期に入ったことで「過去最高の台数・利益」が正夢になった。さて、24年は〝宴の後〟の舵取りが難しい局…