日産自動車は、電気自動車(EV)、現行「リーフ」の英国生産を近く終了すると明らかにした。EVの生産体制拡充に向け、工場を全面改修するため、現行型の生産を打ち切るという。在庫がなくなり次第、販売も終了する。時期は未定だが、英サンダーランド工場では次期型「リーフ」の生産を決めている。
現行型のリーフは2018年にサンダーランド工場で生産を開始した。累計生産台数は約28万台で、23年1~12月の実績は約2万6千台だった。
日産は、30年までに欧州で販売する全ての新車をEVにする目標を掲げており、欧州唯一の工場である英国工場には約30億㍀(約5700億円)を投じて新型EVの生産ラインや電池などの生産体制を整備中だ。次期型リーフのほか、「キャシュカイ」と「ジューク」のEVの生産も予定している。