日本ペイントは「BEYOND NOW」をテーマに、板金塗装(BP)業界などの課題解決に図りお客さまと共に未来をつくる想いを訴求する。水性塗料製品「nax E―CUBE(イーキューブ)WB」の展示や塗装実演を行い、製品の認知度向上を図る。

 製品としては昨年12月にプラサフ「プラサフヴィータ」の主剤(グレー)・硬化剤をリニューアル発売した。パテの巣穴隠ぺい性の大幅な向上による厚膜の実現のほか、有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質予防規則やPRTRの非該当で環境にも配慮している。

 昨年9月に発売したPPプライマーはポリプロピレンやバンパーの塗装での「オール水性化」の実現が可能だ。

 次世代コンピューター調色機「COLOBO(カラボ)2」は、ソフトウェアのリニューアルと最新鋭粒子感カメラの搭載やプログラムのアップデートにより調色精度を高めて調色時間の短縮につなげた。また、使用量管理アプリなどサブアプリを加えたことで利便性を高めた。調色時間の標準化や塗料使用量の適切な管理も出来る。

 「(2:1)SCクリヤー」は表面制御技術や粘性制御技術により従来の水性クリヤーと同等の作業性を保持し、特殊樹脂を組み込むことで耐スリ傷性に優れた塗膜を形成する。同社の溶剤系耐スリ傷性クリヤーと比べてVOC排出量の約30%の削減を達成した。速乾性で高外観の仕上がりのほか、70℃×30分でポリッシュ可能な速乾タイプだ。

 製品コンセプトとして「Easy×Exciting×Ecology」に「Engagement」を加えた「E3 PLUS(イーキューブプラス)」を掲げており、お客さまと共にSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた提案も図る。