スイスで27日(現地時間)、「ジュネーブ・インターナショナル・モーターショー(GIMS)2024」が開幕する=写真は前回。19年は日本の自動車メーカーやフォルクスワーゲン(VW)など海外大手が電動車を披露したが、日本勢は今回、いすゞ自動車の現地法人のみの出展だ。海外勢ではルノーや中国・比亜迪(BYD)、上海汽車傘下の英MGモーターが出展する。

 ジュネーブショーは新型コロナの感染拡大に伴い、20年以降は開催を見合わせていた。23年はカタールでGIMSとして開かれ、トヨタ自動車やメルセデス・ベンツ、VWなどが出展していた。

 いすゞは、主力商品のピックアップトラック「D―MAX(ディーマックス)」を展示する。ルノーは、電気自動車(EV)「ルノー5(サンク) E―テックエレクトリック」を出展する。ルノーサンクは約30年前に発売されていた小型車で、EVとして復活する。MGモーターはコンパクトカー「MG3」の新型モデルとEV「IM L6」を世界初披露する。BYDはSUV「唐(TANG)」などのEVを展示するほか、高級ブランド「仰望(Yangwang)」を欧州で初めて紹介するとみられる。