スズキ労働組合(武藤憲司中央執行委員長、組合員数1万6183人)は2月11日、2024年の春季労使交渉で、組合員一人あたり平均2万1000円の賃上げを要求する方針を決めた。スズキが掲げる2030年度に向けた成長戦略達成のための人への投資と、物価上昇分を踏まえ、前年実績の1万2200円を7割上回る金額とした。

一時金は夏季・年末それぞれ3.1カ月分の年間6.2か月分(前年は5.8カ月分)を要求する。

同日、浜松市内で4年ぶりに対面で中央委員会を開いた。要求は2月14日に提出する予定。中央委員会後、武藤委員長は「物価上昇に見合った賃上げで日本経済の向上につなげていきたい」と話した。

(2024/2/12更新)