「モビスキャ」を活用した「AI道路工事検知ソリューション」のイメージ

 JVCケンウッドは、通信型ドライブレコーダーがNTTコミュニケーションズ(丸岡亨社長、東京都千代田区)の映像分散管理プラットフォ―ム「モビスキャ」とモビスキャを活用した「AI道路工事検知ソリューション」に採用されたと発表した。JVCケンウッドは通信型ドライブレコーダーの高いAI(人工知能)映像処理能力などが評価されたという。

 採用された通信型ドライブレコーダーは「STZ―DR20J」で、搭載した高性能デジタル半導体により従来以上のAI映像処理を可能にするという。NTTコミュニケーションズはタクシーやバスに設置された通信型ドライブレコーダーから道路工事現場と思われる映像や位置情報を取得して、同社のモビスキャにアップロードして映像解析することで、例えばガス管の損傷が発生する可能性のある工事現場の検知などに活用できると見込む。インフラ保全の巡回業務などのデータ収集を人の目から映像データに切り替えられる。

 JVCケンウッドでは今後も、通信型ドライブレコーダーを応用して業務効率化やコスト削減などに寄与するテレマティクスソリューションの提案を推し進める。