高品質な鍛造ホイールとして高い人気を誇る「BBS」を手掛けるBBSジャパン(新田孝之社長、富山県高岡市)。“伝統と革新”をコンセプトに、人気モデル「LM」の30周年記念企画と、昨年発表したアルミニウム合金の新素材を採用したEV車向けホイール「FORTEGA(フォルテガ)」を中心に展示を行う。そのほか今春発売予定の「FI-R EVO(エフアイアール エヴォ)」や昨年発売したハイエース用の「RT-X(アールティー エックス)」、主要カラーが塗装されたLMのディスクなどが飾られる。

 LMはデビュー以来車種を選ばないデザインで、スポーツからミニバンまで幅広い支持を得てきた。そのLMが30周年を迎えるにあたり、同社では限定カラーホイールを発売する。候補色は4種類で、ブース内に展示するBMW「M4」と日産「R35GT-R2024モデル」に、左右でカラーの異なるホイールを装着する。今月から開始したインターネット投票に加え、オートサロン会場からも投票できる。最も支持を得たカラーが年内に発売される。

 軽さとデザインを重要視したフォルテガは、発表以降JARIコースなどで実用に向むけ、実証テストを重ねてきた。12日に行われるプレスカンファレンスでは新田社長からその進捗が語られるほか、開発に携わった担当者らもブースに常駐するため、純正ホイールから履き替えた場合の足回りの挙動や走り心地など詳細を聞くことができる。また、フォルテガを実際に装着したテスト車両のBMW「ix3」も展示する。さらに、12・13日には、BBSのサポートドライバーのトークショーを各日2回予定している。