国土交通省は12月20日、ダイハツ工業の不正範囲が拡大したことを受けて21日に同社本社(大阪府池田市)に立ち入り検査に入ると発表した。不正行為の事実関係などを確認する。このほか、国交省と自動車技術総合機構で、全ての現行生産車の基準適合性について技術検証を行う。調査結果によって厳正に対応するとしており、型式が取り消される可能性もありそうだ。

報告を受けてダイハツに対し、現行生産車の出荷を停止するように指示を出した。また、ユーザーやOEM(相手先ブランドによる生産)供給先の自動車メーカーへの説明責任を果たすよう求めた。