水素関連産業の民間投資を引き出す(トヨタ自動車のFCV)

政府は、水素関連産業に15年間で3兆円規模を投じる方針を示した。脱炭素燃料としても注目される水素は、燃料電池車(FCV)や製鉄の生産工程などで活用が見込まれる。一方、実用化に向けては低コスト化や安定供給が課題だ。政府としてはまず、水素と既存原料との価格差を補てんする。国として、長期間の投資の目安を示すことで民間の研究開発や量産投資を促していく考え…