ホンダ「N-BOX」
2年1カ月ぶりに総合10位以内に入った「ヴェゼル」

 2023年11月の車名別新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は、ホンダの軽自動車「N―BOX(エヌボックス)」が4カ月連続で首位となった。10月の全面改良後、新型車効果が続いており、2カ月連続で唯一の2万台超えを達成した。また、11月の国内新車販売台数(前年同月比9・0%増の41万1089台)は4カ月ぶりに1桁台の伸びにとどまったが、人気車種ではいまだに受注残を抱えるモデルが多い。実際、車両供給が安定したことも後押しし、総合10位までの車種すべてで、前年実績を上回った。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が6日発表した11月の車名別販売台数によると、総合1~3位の顔ぶれは8月から変わらない状況が続いている。エヌボックス(同20・7%増の2万1097台)、2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」(同30・5%増の1万6895台)に、3位のダイハツ工業の軽「タント」(同6・6%増の1万5988台)が続く。一方、5位のスズキの軽「スペーシア」は11月下旬に6年ぶりの全面改良を受けたばかり。新型車効果を追い風に、12月に上位3位の一角に食い込めるかが注目される。

 登録車ではヤリスがトップを維持しており、12月も続けば通年での首位独占となる。また、5位のホンダ「ヴェゼル」は、総合順位で8位と2年1カ月ぶりに10位圏内に入った。

 軽はスーパーハイト系ワゴンのエヌボックス、タント、スペーシアが上位を占めた。スズキ「ハスラー」とダイハツ「タフト」の軽SUVも3割に迫る伸びを記録した。一方、日産の電気自動車(EV)「サクラ」は同22・1%減の2725台にとどまった。

 23年は新車の供給不足の解消が進み、販売現場への配車が進んだ。この結果、エヌボックスやヤリスなどの人気車種は、1~11月の累計台数がすでに22年の実績を上回っている。ただ、いまだ供給制約の影響が残る車種もある。全軽自協は「部品調達難は緩和傾向にあるが、影響が全くなくなったとは言えず、現段階では見通しを立てられない」としている。