損害保険ジャパンの親会社、SOMPOホールディングスは5日、櫻田謙悟会長兼グループCEO(最高経営責任者)の去就をめぐる一部報道について「当社が発表したものではなく、決定している事実はない」とのコメントを発表した。今後の役員体制については、「指名委員会を中心として適切に検討していく」とした。一部メディアが4日、櫻田会長が「CEOを退任する見通しになった」と報じていた。

 自動車保険金の不正請求問題を起こしたビッグモーター(和泉伸二社長、東京都多摩市)と深い関係にあった損保ジャパンでは、これまでの対応について非を認めた白川儀一社長が9月に会見し、辞任を表明していた。会見には櫻田会長も出席していたが、自らの責任については「社外調査委員会の報告書をみてから決めるが、現時点での辞任可能性はゼロだ」としていた。

 SOMPOHDは社外調査委の最終報告書を、12月中にも公表する予定。この中で櫻田会長の経営責任についてどのように評価されるかが焦点となっている。

 また、金融庁も企業統治上、問題がなかったかどうか保険業法に基づいて損保ジャパンやSOMPOHDに立ち入り検査をしている。金融庁は年明けにも両社への処分を決めて公表する見通しだ。