東京海上日動火災保険は、保険代理店向けシステムをめぐる情報漏えい問題で、新たに少なくとも300~400人分(推計)の顧客情報が見られるようになっていたと発表した。顧客情報は契約者名、住所、電話番号、契約内容、保険事故の有無などで、同社以外に損害保険会社6社、生命保険会社14社のものが含まれていた。同社によると、現時点で悪用されたり持ち出されたりした形跡はないという。

 東京海上日動が保険代理店向けに提供しているシステムで、本来閲覧できない顧客情報を一部の代理店で見られるようになっていた。同社が 最初(10月30日)に公表した時点では、約2500人の情報が見られるようになっていた。その後の調査で、一部が11月6日、ほかのものは同14日に追加の問題を把握したという。同社は今後も調査を続けていく方針だ。