ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、長谷川正敏社長、東京都港区)は21日、ミニブランドのSUV「クロスオーバー」を約6年ぶりに全面改良し、新たに車名を「カントリーマン」として販売すると発表した。伝統の名称に切り替えることで、販売拡大につなげる狙い。同日から受注を始めており、納車開始は2024年1~3月以降を予定する。ミニ初の取り組みとして、新型車はオンラインストアでも注文を受け付ける。

 新型カントリーマンはミニとして初めて、高速道路での渋滞時(時速60㌔㍍以下)に、条件付きでステアリングから手を離した状態でも走行できる先進機能を搭載した。パワートレインはガソリンエンジンとディーゼルエンジンを用意。このうち、排気量2・0㍑のツインターボエンジンを載せた高性能ガソリン車は、最高出力233㌔㍗、最大トルク400ニュートン㍍となっている。

 価格は489万円(消費税込み)から。