ルノーは15日、電気自動車(EV)やソフトウエアの新会社「アンペア」が2024年上期の上場を目指すと発表した。アンペアには日産自動車が最大6億ユーロ(約983億円)、三菱自動車が最大2億ユーロ(約328億円)出資する。アンペアは同日、ロードマップ(行程表)を公表し、31年までにEV7車種を展開し、最大100万台を販売する目標も掲げた。

 アンペアは1日に発足した。25年までに4車種を展開し、収益目標として100億ユーロ(約1兆6400億円)以上、31年には250億ユーロ(約4兆1千億円)以上を掲げた。30年以降に営業利益率が3割を超える見通しも出した。

 アンペアにはルノーが50%出資しており、クアルコムも出資を検討中。日産と三菱は、アンペアへの出資を通じてEVの品ぞろえを増やし、電動化対応を加速する。