鈴木俊一財務相兼金融担当相は、自動車保険金の不正請求問題を起こしたビッグモーター(和泉伸二社長、東京都多摩市)に対する立ち入り検査を終了したことを明らかにした。検査結果については具体的には明らかにしなかったが、法令に基づいて早急に対処する意向を示した。金融庁は11月中にも、同社の保険代理店登録を取り消す見通し。

 10日の臨時閣議後の記者会見で、鈴木金融担当相が述べた。ビッグモーターは財務局に保険代理店として登録し、大手損害保険会社7社と契約して保険の販売や契約を行っていた。7社との契約は11月末で、事実上すべて解約されることになっている。金融庁は9月から立ち入り検査を行っていた。