中古車の補修ニーズも高いエンデュラプロプラス
乗り心地を改善するフレックスZ

 テインが手掛ける純正完全互換のショックアブソーバー「エンデュラプロプラス」。グローバルで販促を強化しているカテゴリーの一つで、純正品と同じ車高を維持しつつ、乗り心地や耐久性を高めている。

 エンデュラプロプラスは、路面からの衝撃を吸収する機構「ハイドロ・バンプ・ストッパー(H.B.S.)」を搭載している。非搭載と比較してフルストローク時の突上げと跳ね返りを抑え、操縦安定性を改善する。テインの原点である、ラリーで鍛えた技術を生かして車内の快適性を高めた格好だ。また、16段の減衰力調整式で、走行する路面環境に応じて好みの乗り味に調整することが出来る。そのほか純正品と比べて太いシェルケースを採用したほか、オイルを増量するなど乗り心地だけでなく、耐久性を高める工夫も施している。

 SUV向けのモデルでは、最新型の車両に加えて、年式が古い日産「エクストレイル」やホンダ「CR―V」など旧型車のユーザーからの人気も高い。補修交換用から愛車のグレードアップまで、幅広い用途で使用できる製品となっている。

 また、全長調整式車高調の「フレックスZ」もSUVユーザーの需要を集めている。高品質とリーズナブルを両立した製品で、乗り心地の改善のほかにローダウンなど、ドレスアップ目的でも選ばれている。本社のある横浜工場で生産した〝メイド・イン・ジャパン〟のブランドとして、品質に対する目が厳しい国内ユーザーの期待に応えている。売れ筋の幅は広く、トヨタ「ハリアー」からホンダ「ヴェゼル」など、大型車から小型SUVまで多くのユーザーに購入されている。エンデュラプロプラスとフレックスZの両製品は、3年間か6万㌔㍍走行を上限とした製品保証を設定している。品質に加えて、アフターサービスを充実させることでユーザーの安心感につなげている。また、減衰力を車内から調整できる電動コントローラー「EDFC5」も装着可能となっている。