「SレザーパッケージVセレクション」

 マツダは5日、オープンカー「ロードスター」を一部改良し、2024年1月中旬以降に発売すると発表した。同日から予約受け付けを始めた。新たに後退中に接近した車両を検知して自動制動する「スマート・ブレーキ・サポート」を搭載するなど、安全装備を充実した。新開発の「アシンメトリックLSD(作動制限装置)」の採用で、車両の旋回性能も高めた。従来型に引き続き、電動格納ルーフを備えた「ロードスターRF」も用意する。また、原材料価格の高騰などにより、最大33万1100円値上げした。販売計画は全体で月500台と、従来計画を据え置いた。

 一部改良に合わせ、グレード体系も整理。一部のグレードや特別仕様車を廃止した一方、ベージュ色の幌を備えるなどした「SレザーパッケージVセレクション」を新設定した。また、全車ですべてのランプ類をLED化するなど意匠面も改良した。マツダでは現行型として「最も大きな改良」としている。

 価格はロードスターが289万8500円から。RFが379万6100円(消費税込み)から。