住友ゴム工業は、リチウム硫黄(Li―S)電池用の硫黄系活物質(電気反応に関与する物質)を開発した。Li―S電池の実用化が見込まれる2020年後半から30年頃の供給を目指し、活物質の性能を高めつつ量産準備に入る。硫黄の研究はタイヤの性能や品質の向上にもつながるため、研究成果をタイヤ事業にも生かしたい考えだ。Li―S電池は、正極材に硫黄系の活物質を、…