「標準必須特許(SEP)」の保有企業連合である米アバンシは17日、コネクテッドカー向けに5G(第5世代移動通信システム)のライセンスプログラムの提供を始めたと発表した。すでにメルセデス・ベンツが契約を結んでおり、他の自動車メーカーとも協議を進める。

 ライセンス価格は、2~4Gのライセンスを含み1台あたり32ドル(約4700円)。2024年2月16日まで、または5Gコネクテッドカーの最初の発売日までに契約を締結した場合は1台当たり29ドル(約4200円)になる。同プログラムには5GのSEPを持つ通信企業など58社が参画しており、国内ではソニーやパナソニック、KDDIなどが参画している。

 アバンシはプログラムに参画する企業が保有する特許の利用許可の交渉などを一括して担っている。