ヤマハ発動機が8日に発表した2023年1~6月期の売上高は前年同期比14.7%増の1兆2264億円となり、1~6月期として過去最高を更新した。営業利益は同39.4%増の1427億円、純利益は同26.9%増の1052億円だった。営業利益、純利益ともに1~6月期として最高益を更新した。二輪車の販売などが好調に推移して、収益増につながった。通期見通しは、アウトドアレジャーの需要減を見込むが、原材料高の影響緩和や円安傾向により従前の予想より売上高、営業利益、純利益ともに上方修正した。

 1~6月期の二輪車を含めたランドモビリティ事業は、売上高が同15.4%増の7950億円、営業利益が同88.9%増の694億円だった。インドネシアをはじめ新興国などでの販売が伸びた。

 通期業績予想は、売上高が当初予想比2.0%増の2兆5千億円、営業利益が同8.7%増の2500億円、純利益が同12.5%増の1800億円にそれぞれ上方修正した。