新型N-BOX

 ホンダは3日、「N―BOX」(エヌボックス)を6年ぶりに全面改良して今秋発売すると発表した。現行型のデザインコンセプトを踏襲した上で、内外装の質感や機能性を高めた。正常進化により新型でも車名別ランキング首位の販売を維持したい考え。8月中に先行予約を開始する。

 現行車は17年に発売した。発売から6年が経ったが、21、22年度と登録車を含めた販売台数ランキングで首位を獲得。「スーパーハイト系ワゴン」の代名詞としてのブランド力に加え、デザインや性能の総合的なバランスの高さで支持を得てきた。

 3代目となる新型は、上質さを重視してエクステリアデザインの細部を改良。インテリアでは、後席のトランクサイドライニングの一部にくぼみを設けて乗降性を高めるなど、使い勝手を改善する。

 また、運転支援システムの作動状況などをわかりやすく表示するため、ホンダ軽乗用車で初めて7インチTFT液晶メーターを搭載する。「N―BOXカスタム」には、リフレクターを使用せずに効率良く照射できるホンダ初の「ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト」も採用する。

 発売に先駆けて8月21日以降に順次、全国で先行展示会も実施する。