パイオニアは、インドに初の研究開発拠点を新設すると発表した。8月中に2カ所設ける。インドでエンジニアを確保し、電気自動車(EV)や二輪車向けの新たな製品・サービスを開発して現地の自動車市場ほか、グローバル展開も視野に入れていく。

 既存の販売拠点「パイオニア・インディア」内と、IT企業の集積地であるカルナータカ州ベンガルール市の地区「ホワイト・フィールド」の2カ所に設ける。エンジニアの採用目標などは明らかにしていないが、人員は順次、増強していく。車載用インフォテインメントシステムや、安全・セキュリティに関連する製品、テレマティクスサービス、コネクテッドカー向けソリューションなどを開発し、自動車メーカーやティア1(一次部品サプライヤー)、アフター市場などに売り込む。

 矢原史朗社長は「成長著しいインドにおいて、タイムリーに商品・サービスを開発・提供する」と語った。