(写真6-0)エルヴィン・ヒューマー博物館の外見。ここでは欧州キャンピングカーの歴史を見ることができる(アインベック市のドイツ最大の自動車博物館学芸員が「ここには是非行くべき」と紹介してくれた)。 まずは乗用車に牽引されるキャラバンタイプから始まり、自走式のモービルホームタイプまで展示されている。一見に値する。

C.メーカーの乱立と集約生産規模の世界一のキャンピングカーメーカーは米ソア(Thor)だが、筆者は訪問したことがないので、その子会社で欧州一のヒューマー(Hymer)を中心に話を進める。(写真6-0~2参照)1.世界最大のキャンピングカーメーカー、THOR(ソア)ソアは1980年に2人の米国人により創業され(写真6-3参照)、まずアルミニウム製の…