横浜ゴムは、電気自動車(EV)専用タイヤ「アドバン・スポーツEV」を開発し、欧州市場などに投入すると発表した。今年秋ごろから16サイズを市販する。また、同社では同製品を皮切りに、EVをはじめとする電動車への対応商品であることを表す独自のマーク「E+(イー・プラス)」も乗用車およびトラック・バス用タイヤに展開していく。

 アドバン・スポーツEVは、高性能車向けの「アドバン・スポーツV107」をベースに、EV向けに電費性能と静粛性の向上を目指した。新車装着用タイヤで実績のある低転がり抵抗のコンパウンドを用いたほか、タイヤ内面に貼り付けたポリウレタンフォーム「サイレントフォーム」が路面の凹凸(おうとつ)によるノイズを低減するという。

 E+マークについては今後、タイヤサイドへ打刻するほか、カタログやウェブサイトなどに表示することで、電動車対応商品であることをユーザーに分かりやすく伝え、タイヤ選びをサポートしていく。