ツバメ・イータイム製の電動二輪車を無料で貸し出す

 三菱オートリース(中野智社長、東京都港区)は、日本新聞販売協会(東靖雄会長)と協力し、新聞配達に使う二輪車の電動化を進める。同協会の加盟店に電動二輪車を1カ月間無料で貸し出す。新聞の配達員に電動二輪車の利用機会を提供し、ガソリンエンジン車からの代替につなげる。

 電動二輪車を貸し出す仕組みは5月に構築しており、8月には貸出台数を現在の5倍の25台に増やす計画だ。

 この事業は新聞販売業界の脱炭素化が目的。物流改善を支援するラストワンマイルソリューション(近藤正幸社長、東京都中央区)も協力する。同協会によると配達員の1日当たりの走行距離は50~60㌔㍍。電動二輪車の航続距離は150㌔㍍のため、充分なスペックを有する。一般的な二輪車に比べ、電動車は車両価格が約20万円高いが、燃料費を考慮すると5年間で総費用が逆転するとしている。

 また、二酸化炭素(CO2)削減効果の「見える化」も行うという。