フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、マティアス・シェーパース社長、愛知県豊橋市)は、フォルクスワーゲン(VW)ブランドで価格改定を実施したと発表した。電気自動車(EV)の「ID.4」を除く、販売中の全モデルの車両価格を従来比で平均5・9%値上げする。大半の車種は、6月19日以降に完成車工場から出荷した車両が対象となる。国内の系列販売店には、8月中旬以降に届く見通し。VGJがVW車の価格を引き上げるのは、2023年に入って2回目。

 今回の値上げは原材料費の高騰に伴うもの。対象となる車両は11車種69グレード。主力モデルの「ゴルフ」では18万3千円~37万4千円を値上げする。

 また、コンパクト車「ポロ」は8月7日以降の工場出荷分を価格改定の対象とする。国内ディーラーには10月以降に到着する予定だ。