「人とくるまのテクノロジー展2023名古屋」(主催=自動車技術会)が5日、愛知県常滑市の愛知県国際展示場(アイチスカイエキスポ)で開幕した。7回目のリアル開催となる今回は、前回のポートメッセ名古屋(名古屋市港区)から会場を変更したほか、出展する313社のうち157社が初出展となった。開会にあたり、自動車技術会の大津啓司会長は「自動車業界の枠を超えた取り組みをご覧いただきたい」と語った。

 名古屋では、トヨタ「プリウス」やホンダ「ZR―V e:HEV」、マツダ「CX-60」(バイオフューエル対応車)などの乗用車や大型車、二輪車9台を集めた「新技術搭載車展示」を初めて企画した。また、「スタートアップ・アカデミア プレゼンステージ」として、スタートアップ企業や大学・研究機関によるプレゼンステージも設ける。

 主催者展示では、「循環」をキーワードに、素材のリサイクル技術や生産現場の資源の再利用技術を展示する。他産業における循環スキームも紹介している。

 リアル開催は7日まで、オンライン展示会は19日まで。