東京都は、都内で3基目となる公道上に設置した電気自動車(EV)用急速充電器の運用を開始した。JR信濃町駅(東京都新宿区)南口バス停付近に設けた充電専用区画に急速充電器1基を配備。充電サービスを提供するeモビリティパワー(四ツ柳尚子社長、東京都港区)が運用する。

 電動車普及に向けた実証実験の一環。急速充電の規格は「CHAdeMO(チャデモ)」で、出力は50㌔㍗。24時間利用可能で、1回当たりの充電時間は30分まで。利用料金は利用者が契約している充電サービスによって異なる。

 公道での急速充電器の設置はまだ前例がなく、実証実験が進められている段階にある。都は都内2カ所の時間制駐車区画(パーキングメーター)に急速充電器を設置する実証実験を3月から実施しており、今回の設置はこれらに続くものとなる。