日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が12日発表した2023年5月の中古車の登録・届け出台数は、前年同月比2・4%増の50万1582台だった。前年実績を上回るのは3カ月ぶり。新車の供給制約の緩和が進んでいることが、中古車市場にも波及している模様だ。

 自販連がまとめた中古車登録台数は、前年同月比0・8%増の27万7390台で、2カ月連続で前年を上回った。このうち、普通乗用車が同3・6%増の14万5503台と伸長。小型乗用車が同3・7%減の9万5526台だった落ち込みをカバーし、乗用車合計で同0・6%増の24万1029台となった。貨物車は普通貨物、小型貨物ともに前年を上回り、貨物合計で同2・5%増の2万9447台だった。バスも同11・4%増の840台に伸ばした。

 一方、全軽自協が公表した中古車の届け出台数は、同4・5%増の22万4192台となり、2カ月ぶりに前年を上回った。車種別では乗用車が同5・6%増の17万8548台、貨物車(バン)が同2・0%増の2万3278台、貨物車(トラック)が同1・6%減の2万2366台となり、貨物車計では同0・2%増の4万5644台だった。