フォロフライのEVバン

 三井住友海上火災保険は8日、ベンチャー企業でバン型の商用電気自動車(EV)を手掛けるフォロフライ(小間裕康社長、京都市左京区)と提携し、7月から同社のEV整備ネットワークづくりを始めると発表した。三井住友海上のモーター代理店で構成する全国組織、アドバンスクラブ(AC、約2200店)の会員に参加を呼び掛けていく。

 三井住友海上が窓口となり、フォロフライとAC会員それぞれが整備の提携を行う。フォロフライはEVの販売や認定工場制度を運営し、提携したAC会員が車検やメンテナンスなどのアフターサポートを担う。

 物流業界ではラストワンマイルの配達のために商用EVの需要が高まっている。そのため、フォロフライやHWエレクトロ、ASFなど自前では工場を持たないベンチャー企業の参入が相次いでいる。整備網をどうつくっていくかが大きな課題となっており、店舗網をもつさまざまな企業との連携が進んでいる。EVが普及していく中で、三井住友海上にとってもAC会員のEVの整備スキル取得をどうサポートしていくかが課題だった。