ブース中央に鮮やかなひまわりイエローのボディー
高度自動運転を想定したコンセプトシート
今年は商用車用を初公開した

ニッパツブースの中央に置かれた鮮やかなイエローの車体。ブースの前を通りかかった来場者は、興味深そうに車内をのぞき込む。搭載されているのは、高度自動運転を想定したコンセプトシートだ。

システムが運転を主導するレベル4以上の自動運転では、ドライバーの自由度が格段に向上することが見込まれる。読書、映画鑑賞、オンラインゲーム等々。車内で好きなことを存分に楽しめる夢の空間だ。

ただ、手元に集中するあまり、車酔いをする乗員もきっと出てくるはず…。同社が展示したコンセプトシートは、ヘッドレストに頭部を支える格納可能な機構を組み込んだことで、車酔いの原因である頭部の揺れを極力防ぐ構造とした。

今回の人とくるまのテクノロジー展では、乗用車用に加えて、商用車用のコンセプトシートも初公開した。乗用車とは異なり、トラックの乗員が車内で過ごす時間は、業務中のことが多い。そのため、体が触れる座面部を可変式にして、長時間座っていても極力、腰にかかる負担を軽減させる仕様としたのが特徴だ。座面部が動くことで、ドライバーの乗り降り時の摩擦でシートが破損するのを防げる。同社が長年培ったシート周りの技術や知見がふんだんに盛り込まれた展示だ。